*フランス共和国外務大臣
フランスのDe Villepin外相に会ってきた。というのは言い過ぎでド・ヴィルパン氏の講演会に参加した。氏は詩人にして歴史家である。イラク戦争の際にアメリカのイラク派兵に真っ向から反対した人物である。ん〜トレビア〜ン。
そんな国際政治の第一線で活躍しているその人が、自分の目と鼻の先を通過して壇上にあがっていった。
講演内容は、フランスと日本が関わる外交問題についてで、グローバリズムによる世界の画一化と個々のアイデンティティーの喪失、北朝鮮、テロル、EUにおけるフランスの役割などに関するものだった。最後に3人に、イラク戦争に関するもの、日本が被爆国であることに対する感想、地域主義に関するものなどきわどい質問があったが丁寧に力強く応答しているのをみて好感を抱いた。
余談だが昨夜は旅館に宿泊して日本を満喫しようと思っていたようだが、ハイチの問題が起こり一晩中国際電話があって苦労したそうである。
講演の記念に日本の球形の陶器をプレゼントされた時は非常にうれしそうで、その陶器を大事に抱えていた。
このような場に参加すると、世界(国際政治)はメディアの中だけにあるのではなく自分も世界に生きており国際社会の一員であることを実感する。